公開日 2012年06月06日
更新日 2015年02月24日
愛がん動物用飼料(ペットフード)の安全性の確保を図るため、平成21年6月1日から「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」が施行されました。
この法律の対象となるのは、犬及び猫用のペットフードで、製造方法や表示についての基準、成分についての規格を定め、これに合わないペットフードの製造、輸入又は販売を禁止するものです。ペットフードの製造業者及び販売業者は、定められた基準や規格を守る責任があります。
ペットフード安全法の規制だけでは、ペットの健康を維持することはできません。飼い主自身がペットを理解し、必要な栄養素、食べ物などを適切に給餌しましょう。
人間の食べ物を与えてはいけません。
ペットを溺愛するあまり、人間と同一視して人間の食べ物を与えていませんか?栄養バランスが崩れて健康を損ねてしまいます。人間の食べ物は、ペットに絶対与えてはいけません。
犬や猫が1日に取る食塩の量は人間の1/3程度で十分です。人間が食べている惣菜やハム、ソーセージなどを与えると塩分摂取が過剰となり、心臓や腎臓への負担となります。
痩せすぎ、太りすぎにしないように体調管理に注意しましょう。
犬や猫を健康に育てるときに、大きくなるのがイヤだといって、成長のために多くのカロリーを必要とする子犬や子猫に与えるペットフードの量を減らしていませんか?年齢によって必要とするカロリーは違いますので、適切な食餌を適切な回数で与えましょう。
おやつは、犬や猫とのコミュニケーションをとるひとつの手段ですが、カロリー表示を確かめてペットフードの量を調節したり、適度な運動をさせたりして肥満を防ぎましょう。
いつでも新鮮な水が飲めるようにしましょう。
水は、全てのペットにとって生きていくために必要不可欠です。いつでも新鮮な水が飲めるようにしましょう。
日ごろから、犬や猫の体調を観察しましょう。
犬や猫は、体調が悪いときでも、言葉で飼い主に伝えることはできません。よく観察しておくことで、病気の前兆を知ることができますし、獣医師に診てもらうことで、病気の悪化を防ぐことができます。
法律の詳細については、環境省ホームページをご覧ください。
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/